提供サービス

小規模多機能型居宅介護事業所は、
「通い」「泊まり」「訪問介護」の3つのサービスを一つの事業所が提供します。
通いを中心に、必要に応じて「通い」(デイサービス)・「泊り」(ショートステイ)・「訪問」サービスを組み合わせて利用しながら、自宅での自立した生活を支援してくれるサービスです。
サービスの管理は事業所に配置されたケアマネジャーが一元的に行うため、利用者の状態に即応する形で柔軟にサービスを組み合わせて提供することが可能となります。

通い

利用時間やプログラムは決まっていません。
サービスの一環として、外出も可能です。
ご利用者は必要な時間に必要な回数通うことができ、送迎も、事業所からの送迎車だけで対応するわけではなく、ご家族の仕事の時間に合わせて通いの時間を調整することができます。
通いのサービスでは、入浴、医療処置、地域とのかかわり、機能訓練を行い、生活機能の向上を目指し、より長い在宅生活の継続を目指します。
一人ひとりの思いや、これまでの生活スタイルに合わせた支援や時間の過ごし方ができます。

たとえばこんなとき!

  • 仲間づくりの場として
  • いろいろな人と交わる場として
  • 生きがい作りの場として
  • お風呂は事業所で入りたい
  • 外に出るきっかけとして利用したい
  • 週に何度かは介護から離れて自分の時間をつくりたい

泊まり

宿泊は、ご自宅で過ごすことに不安がある時など、必要な時にいつでも利用することができ、また通いや訪問のサービスで会う顔なじみのスタッフが対応する安心感があります。
お身体の状況により、徐々に泊まりの回数を減らしていく・増やすなど、柔軟な対応が可能です。
ご利用者の24時間の生活リズムを知ることで最適なサービスをご提案いたします。
これからも家で生活することを重点におき、なるべく自宅での過ごし方と落差がないように支援していきます。

たとえばこんなとき!

  • 自宅を留守にすることがあるので利用したい
  • 介護する側が体調を崩した時に預かってほしい
  • 体力的、精神的にも一度介護から開放されたい

訪問

ご自宅にお伺いし、入浴、排泄、食事等の介護や日常生活上のお世話、緊急時の対応等を行うサービスです。
訪問介護では20分未満のサービス(※1)や、日常生活以外の介護(※2)を行うことはできませんが、小規模多機能型居宅介護では、そのような制限にとらわれずご利用者にとって必要な時間、内容のサービスを行うことができます。
「通い」だけでは支えきれない時間帯やさまざまな支援を、その延長線上として、その人の「暮らしぶり」に合わせて支援していきます。
※1 20分未満の算定要件による
※2 たとえば、見守り、散歩等

たとえばこんなとき!

  • 自宅での介護を手伝ってほしいときがある
  • 自宅の環境に合った介護方法を教えてほしい
  • ひとり暮らしを続けたいが、生活支援や身体介護も必要